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「ぼくは愛を証明しようと思う。」は使えるのか?(女の感想)

出会い

「ぼくは愛を証明しようと思う。」を読んだ感想を書こうと思います。ここに書いてある事は私の個人的な感想ですし、かなりディスってますので、嫌な気分になる方は読まない方がいいです。実践してる方は「恋愛初心者対象の本」「真似してはいけないところ」を読んで下さい。

既にご存知の事とは思いますが
タイトルにあるような「愛を証明」するような小説ではありません。
小説という形をとったナンパ指南書です。

ストーリーは20代後半の青年が何年も付き合った彼女にフラれ、
ナンパの先生と出会い、ナンパ師(セックスしまくり)に成長するサクセスストーリーです。

この本、恥ずかしい「ドヤッ」がてんこ盛りである。
全般的に女性を小馬鹿にしているし、決め台詞が鼻につく。
しかし、買ってしまったので最後まで読みました。

半分まで読んだ感想がこちら。
興奮が伝わるとは思います。何を言ってるのかわかりにくいと思いますが。

nandenandechan.hatenablog.com

今回は落ち着いてレポートしたいと思います。

 

肝心の「恋愛工学のテクノロジー」とは

つり橋理論とかミラーなんとかとか、心理系の本を読むと出てくるような手法がよく出てくる。一般的には営業手法として扱われたり、「人の心を操る手法」とか「人ったらしの技術」とか、「ワルの何とか」など立ち読み程度ですが、時々流行りますね。有名な手法なので 間違いではない。あと、金融関係の事も取り入れているらしいが、私は詳しくないのでよくわからない。ストップロスとか金融関係のテクニックを恋愛に落とし込んでいるのだろう。

本書ではいちいち「恋愛工学のテクノロジー」と絶賛されているが独自の物は少ないと思う。心理的手法や金融関係のテクニックは色々あるけれど、この本では量的にも少なく、説明が少ないので他の本で読んだ方がいい。しかし、導入には良いのかも知れない。

ところで、しょっちゅう出てくる「恋愛工学のテクノロジー」工学でもテクノロジーでもないと思う。命名する事に意味はあると思うけれど、もう少し他の言葉はなかったのかと思う。

 

じゃあ、小説としてはどうなの?

全般を通して、小説としての面白みがない。だって、恋愛指南書だもんね。
・ナンパの先生として登場する人物が魅力的ではない。
・主人公のドヤッがきつい。
・ルーティーンつまらない。
・女性に個性がない。女性には常に上から目線。

ナンパの先生が全然魅力的じゃないんですね。女性にモテてるだけで、主人公の目には輝いて見えるようですが。台詞もかっこ悪いし「いつの間にかキスしてる女性」は本当にいつの間にかでその流れも不明。そこを掘り下げてよ。主人公が「恋愛工学のテクノロジー」を何度もドヤッとかますので読んでるとイライラしてきます。女性は容姿だけ重要視されていて、性格などは全くと言って良いほど出てきません。そんな魅力のない女性を落とすのはつまらないと思うのですが。

 

 恋愛初心者対象の本

恋愛に慣れていない人を想定して、「女性は恐くないんだ」「セオリー通りやれば大丈夫」と自信をつける為の本なのだと思います。そういった意味では良い本なのでしょう。登場する女性には個性がなく、みんな同等に扱っていいのだという印象を受けました。もう少し自己啓発本のように読んだだけで「デキる男」になったような気分にさせられれば売れたと思います。

 

じゃあ、実践したらどうなるのか?

元々の魅力のある人は使えるかも知れません。色んな「テクノロジー」をね。しかし、魅力のない人は最悪の自体を招きます。女性個人を見ない男性が好かれると思いますか?いくら、この本を読んだところでセフレどころか友達にもなれない可能性があります。真似してはいけない部分もあるし、実践するTPOを間違ってはいけない。そこの見極めが初心者にはできないと思うんですよね。

 

真似してはいけないところ

この本を読んでいると幾つも変なところがあります。真似すると余計に女性を不快にさせたりと上手くいかない部分があります。この本を参考にする前に自分の常識的な部分、「人にやられたら嫌だな」とか「自分がやられたら嬉しいな」という事を信じて下さい。それぞ前提にしてから本の事を取り入れた方がいいです。では、私が変だなと特に感じたところを書いていきます。

女性の個性を見ない

この本では全く個性が見えてきません。実際のところ、それぞれの興味のあるところや人となりは大切です。そういったところに気がつける男性はモテると思いますよ。仕事の話しでも趣味でも何でもね。「あ、私の事に興味あるんだな」「私が言ってる事、理解してくれそう」と思われます。そうそう、一斉メールで同じ内容を送るのはダメですね。一人一人に伝わるように考えれば確率もあがると思いますが。

全てがルーティーン

この本を読むと自己紹介の台詞もデートのパターンも流れも同じ。そして、お店も全て同じ。お店の紹介から、おすすめのワインの会話まで同じ、ルーティーンです。緊張せずに、慣れる為には意味がありますね。でも、これを繰り返すと怪しい台詞のようになるのでやめた方がいいです。相手の様子を伺わず、何度も繰り返し使ってきた台詞は怪しさ満載なのでやめた方がいいです。営業トークが上滑りな印象を受けるのはコレが原因ですね。そりゃ、色んな女性を落とすんだからイチイチ考えてられないという事でしょうか。

「女性に質問をさせろ」

自分が超魅力的な男性ならわかります。相手が興味を持ってくれますからね。興味を持ってるのは自分の方なんだから、自分から積極的に会話をしないでどうするんだろうか。「俺はお高いから、お前に興味なんてねーよ」なんて態度は「自分が上位に居る」「彼女は俺とヤリたいんだな」と確信した時にしか使えません。この本を素直に読むような人は真似してはいけません。タイムアタックだかも同じですね。興味ない人が「俺、この後仕事だから。30分しかないけど」ドヤッと言われても。「ああ、そうですか」としか思わない。

積極的に質問をされる方が「ああ、この人は興味があるんだな」と思うし、ちょっとしたエピソードを覚えていると嬉しいもんだ。けれど、この本には一切書いていない。非モテコミットらしい。謎である。

決め台詞、ほめ言葉

 決め台詞、ほめ言葉が滑った時ほど痛い事はありません。誰も望んでないのでやめておきましょう。本当に心から思った事を口に出すのなら、まだ問題ないとは思います。しかし、どこか褒めないといけないと思い、考えて褒めたところで、言われた方は嬉しくないです。

私は実践されました。「今日もおしゃれだね」と褒められましたが、「はい?どこがですか?」と尋ねたところ「全体的に。傘とか」と言われました。はい?ずっと使ってる、ボロい傘だけど。意味がわからん。思ってもいない事は言ってはダメですよ。

バックトラック

相手が言った言葉をそのまま返す手法ですね。妹と一緒にお風呂に入った時に使ってみました。うふふ。というか、使ってみようとしましたが、あまりにも不自然で使えませんでした。会話ができない人とか、どういう返事をしたら良いのかわからない人向けの手法なのだと思います。 私の父は話をしている時に相槌さえうたないので、ぜひとも使ってほしいです。単に同じ言葉を返すのではなく質問をして掘り下げた方が話は広がります。それにバックトラックは気がつきます。

共通項を口に出して言う

共通項を見つけて共感したり、会話が続くならいいんです。ただ、会話の中で「同じだね」「似てるね」「僕『も』、そう思うよ」などと強調して同調されると気持ち悪いです。「同じだから、何?」と思われるし、台詞感が満載なのでやめた方がいいです。共通項を見つけた時にわざわざ口に出して「同じだね」なんて繰り返す必要はないんです。相手が自然と「同じ趣味なんだな」とか「似てるな」と心の中で思っていて、共通の話題があり、会話が続けばそれでいいんです。

 

ちょっとMさんにやられた事とかがあると口調がきつくなってます。すみません。

 

この本は読まなければ損なのか?

この本は色々と言われるほど凄い本でもないし「女を馬鹿にしてる!」と声高に叫ぶほどの内容でもない。これを信じて頑張る男性を作者は馬鹿にしてるだろうと思えるくらいの内容。なので、この本を読まないと「もったいない」とは全く思わない。

この本のような恋愛指南書を読むなら色んな心理学の本を読んだり、動物行動学(私の大好きな竹内久美子さんの著書)、金融系の本を読めばいい。重要なのは自分に自信をつける事。自分磨きとよく言うけれど、知識や経験の幅を広げる事、好きな事、熱中できる事を見つけると自然と自信が出てくる。会話だって広がります。(そのまま自分に返ってくる言葉だから痛い。人に言えたもんじゃないな)自信がある人って魅力的に見えるもんですよ。はったりが過ぎるとカッコ悪いだけですけど。

 

印象に残ったフレーズなど

基本的に恋愛の手法としては全体としてあってるのかも知れない。しかし、どうにもおかしい箇所がある。書き出してみたら、やたら多くなってしまった。このエントリーはここからが本番かもしれない。

「だって、イルカは哺乳類で、魚じゃないから」

勇太が能弁に解説する。彼は頭のいい男だ。

東京出身の彼女が、イルカを魚だと思うのも無理はない。

勇太の解説は能弁でもないし、頭も特に良くない。女性を馬鹿にするのもほどほどにしてほしい。というか、これくらいの認識の人が対象の本なのだろうか。それだったら、納得がいく。

 

「お前、そのきれいな肌、フォトショップで修正してるだろ?絶対、フォトショップでシミとかシワとか全部取ってるだろ?」

中略

僕は、人が恋に落ちる瞬間というのを生まれてはじめて見た。

ナンパの先生、この台詞すべってますよ。ドヤ顔で「整形してるのか?」と言われて誰が喜ぶんでしょうか。リアルの女性に読んで貰ったのか気になるところです。ちなみに、この台詞は極上のディスるのとほめるのを両方使ったジョークらしい。

 

 「えーっと。あっ、恋は下に『心』が付いてるけど、愛は真ん中に『心』がある」

「よくそこに気がついたね。英里香って、頭いいんだね」

 さっきまで英里香のSクラスのルックスをディスっていた僕は、今度は彼女の頭のよさをほめた。

 もう何も言いますまい。

 

「この後、クライアントとのミーティングでね」

関係ない話で自分の仕事の話を入れてくる。これはさりげなくない。会話の途中に入れてくる自慢話ほどイラつく事はない。

 

 あとは熱心に聞いてるふりをするだけだ。

 これ、気がつくのでやめて下さい。バックトラックずっとやってるとわかります。興味がないなら、別の話をしましょうよ。

 

「うん、でも、玲子さんみたいないい女が彼女だったら、僕は絶対に浮気なんかしないだろうな」
「本当?わたなべ君ってやさしいね」

付き合ってたら浮気しないのが当たり前だ。こんな台詞で喜ぶ女性は存在しない。これで女性を喜ばせてると思ってるから無茶苦茶だ。まあ、付き合ってる人の相談にのって、その流れで付き合うのはよくあるパターンではあるけどね。

 

ナンパの手法について

 まずは、声をかけて、会話で相手に自分の魅力をアピールする。これが最初のステップ。これがうまくいけば、結果的に、連絡先を聞けたり、そのままいっしょに飲みに行ったりもできる。そのあとのプロセスや戦略はこれから教えてやる

そんな事は誰でも知っている。「自分の魅力をアピール」が肝心要で一番難しい。それなのに、そこは全くと言っていいほど出てこない。それはそのままの自分を出すという事なのだろうか。

 

 「ロマンティックな感情をふたりで高め合いながら、キスをしたり身体を愛撫する。相手の女は覚悟を決めて、いよいよ後戻りできない一線を越えるわけだ。ここでも、相手の女を、お前の自信と情熱で包み込む必要がある」

何か言ってるようで、何も言ってませんね。もうね「俺はセックスを知らないよ」と能弁に語ってますよ。経験が少ないなら無理するな。すぐにバレるから。

 

そのまま彼女のパンティをずりおろし、手で愛撫し続けた。
「あ、あーん」
僕は彼女をマジックミラーのとなりにあるソファーに押し倒した。ズボンを脱いで、すぐに挿入すると、彼女はその長い脚を僕にからめてきた。

もっと私を興奮させてくれ。何と色気のない性描写なんだ。愛撫が足りない、すぐに挿入するな。この人とは何度もセックスしたくないな。この本によると何度もセックスしてるみたいだけど。さっき、セックスでも魅了しないとダメだって書いてあったのに、魅了するつもりないでしょ。

 

最後に(この本を読んでる男性に思う事)

この本を一生懸命読んで、勉強して「モテてやろう」という非モテの男性はかわいいと思いますよ。だって、ツッコミどころ満載のこの本を信じて頑張ってるんでしょ?

この本を読んで、Mさんのイメージは変わりました。まだ、メールしていませんが「人を呼び出しておいて「一時間しか会えない」とか失礼極まりないですよ。恋愛工学とか勉強してる場合じゃないから」と説教するつもりです。

さて、私は恋愛工学のテクノロジーを使って男を魅了しようかな。
嘘です。汚部屋でゴロゴロしてるだけです。すみません。

 

女性の気持がわかりたければ↓のページが非常に為になりますよ!
ここの購読者なら女性の気持がわかるだろうなと思います。

brightfuture.hatenablog.com

本を読む前に以下のエントリーを読みましたので
多少の影響を受けているかもしれません。

tm2501.hatenablog.com

news.biglobe.ne.jp

blog.skky.jp

toianna.blog.fc2.com

ao8l22.hatenablog.com

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